インド料理もいろいろ。
一言で「カレー」と言っても、北と南では異なりますし、宗教上の理由でベジタリアン料理もかなり発達しています。
手配地域により、お店も食べられる料理も異なってしまいますが、弊社で手配しているお店の料理から、いくつかご紹介します(^^)
※実際のお食事内容は、手配ごと異なります。
北インドで食べる
北インド料理のセットメニュー「ターリー」
北インド料理ではセットメニューの「ターリー」が一般的。日本で言えば、「定食」。1つのプレートに何種類かの料理が乗ってきます。
写真のターリーは、野菜カレー、マトンカレー、ほうれん草のカレー、ヨーグルト、シシカバブ、タンドリーチキン、豆粉をパリッと揚げたパパッド、そしてライスが一皿に乗った、ボリュームたっぷりのメニューです。お店によってカレーやタンドリーの種類は様々です。
スパイスが効いたカレーの後を締めるのは、一番手前の小皿に入った茶色いボール状のインドスイーツ、グラブ・ジャムーン。ミルクを煮詰めた油で揚げた団子状のフワフワした生地を甘~いシロップにひたひたにつけて食します。
北インドのコース料理
ターリーではなく、コース料理もあります。お店によっても異なりますが、大皿でできますので、取り合って食べます。
前菜としてタンドリーチキンやマライチキンなどの焼き物が出て、その後カレーが、野菜、豆、鶏肉、マトン、ひき肉など何種類も出てきます。
全体では、かなりの分量です。インド料理好きにはたまらないお店ですが、食べ過ぎに注意!
一度は食べたい本場のタンドリーチキン
日本人にも、おなじみのタンドリーチキン。
北インドのコース料理でも、大抵、タンドリーチキンは出てきますが、もし本場のタンドリー目当てでいくなら、デリーでタンドリーを得意とするお店に行くのが、おすすめです。
ちなみに、タンドリーチキンの発祥はデリーより北のパンジャーブ地方で、チキンティカや、ケバブなど日本でもよく知られるインド料理が多くみられます。
美味しく、胃にも優しいベジタリアン料理
写真は、ベジタリアンのお店のミニターリー。
「ミニ」と言ってもカレー3種にデザートまでついているので、ボリュームがあります。
卵も一切使わないベジタリアン食。豆カレー、オクラとトマトのカレー、ラスグッラというシロップ漬けのデザート、ヨーグルトなどのデザートなどが出てきます。
インドでは宗教上の理由でベジタリアンが多く、とっても充実しています!野菜だけとは思えないしっかりした味わいと、スパイス控えめで、日本人のファンも多数。健康的で食べた後、思いの他、胃に負担が少ないことを実感します。
北でも食べられる南インド料理
お店は限られますが、北インドでも、南インド料理は食べられます。ホテルの朝食に出てくることもあるので、見つけたら、ぜひお試しを!
バナナの葉の上に乗ったクレープのようなものが、米と豆の粉を焼いた「ドーサ」。手前中央の黄色いポテトや、トマト、ココナッツなど「チャツネ」と呼ばれるソースを付けて頂きます。
カレー色の一品はラッサムというスープ。ココナッツも使われ、とてもマイルドです。
合間、合間でうれしい。高級ホテルのビュッフェ
高級ホテルのビュッフェはメニューの種類が豊富です。
北インドでも南インド料理が食べられたり、中華、洋食のセクションが分かれている場合も多く、焼き物、蒸し物、煮物、麺類、米類などがよりどりみどり。野菜のメニューも揃っています。
卵の専用カウンターではオムレツなども作ってくれます。これならカレー疲れしても安心。セイロで蒸した飲茶や焼きそばなど日本人の口に合うメニューをどうぞ。
南インド(ケララ)で食べる
バナナの葉に乗せられて出てくるケララ料理
南インドのケララでは、よくバナナの葉をお皿にして、こんな風に出てきます。
もうこれだけで南国気分!(^^)
葉の上には、米、おかず類、カレーソースなどが少しずつ乗せられ、ごはんと好きなおかずを少しずつ手で混ぜて食べます。慣れないとちょっと難しいですが、地元の人の食べ方を見習ってトライしてみて下さい。南インドを満喫できます。
バナナの葉を使ったシーフード
こちらは、コースでのケララ料理の一品。白身魚に、トマトソースを乗せたものをバナナの葉でくるんで蒸した料理です。
バナナの葉の香りがほどよく、ピリ辛ソースと魚の相性もバッチリで、超美味!!
北インド料理に比べると、おしゃれな感覚もありますね。
南インドの朝食
米と豆の粉を焼いた「ドーサ」は、こんな風にくるっと巻かれて出てくることもあります。
手前中央のカレー色の一品はラッサムというスープ。左上はポテト。ドーサの生地をちぎってポテトを乗せ、右側のチャツネにつけて食べます。
写真ではトマト、ココナツ、ミント味のチャツネが出ています。