現在はスズキの子会社となっている現地法人マルチ・スズキが、2015年7~9月期の最終利益が前年同期比42%増の122億ルピー(約225億円)だったと発表しました。
マルチスズキは、インド政府と日本のスズキが合弁会社として設立し、今ではインド乗用車市場で約40%のトップシェアを握るインド自動車最大手。2014年度通期(2014年4月~015年3月)の決算では純利益は前年比33.4%の大幅増益の371億1200万ルピー(約700億円)を上げ、今年度の4~6月期の最終利益も前年同期比56%増の119億ルピー(約230億円)と伸ばしていました。
今年7月には上級販売網として「NEXA(ネクサ)」を建ち上げ、日本名「SX4」のクロスオーバーSUV車「S-CROSS(エスクロス)」を販売開始。このS-CROSSを筆頭に15年7~9月期の新車販売台数(輸出含む)は35万3335台、うちインド国内販売も12%増の32万3269台と伸ばしました。
さらにコスト削減効果も手伝い、高い水準の伸びになったようです。