IT先進国韓国のデジタル教科書の教育現場と企業を視察
学習塾向けの教材を出版する企業様からの依頼で、韓国へデジタル教科書の現場と企業視察をコーディネート。韓国は教育熱心でも有名。2007年より、学習塾はもちろん、小、中学校で教科書のデジタル化が進められています。
今回は韓国の教育事情全般、デジタル教材がどのように出版、使用されているか、出版社と教育現場を視察していただきました。
旅行期間 2011年10月12日-10月14日 ソウル2泊3日
今回ご依頼いただいたのは、株式会社学書様。名古屋に本社がある教育図書教材を扱う出版社で、主に小中高校生向けの問題集などの書籍を出版し、日本全国の学習塾、私立学校等への販売をしていらっしゃいます。日本でもデジタル教科書の導入が検討、議論されている中、すでに導入が始まっている韓国への視察のご依頼をいただきました。
デジタル教材の製造・出版社を訪問
まずは、実際にデジタル教材を製造、出版している企業にコンタクトを取り、訪問。この会社では、教材の中身だけではなく、デジタル機材の開発製造、また学習塾も運営しています。そこで韓国の教育事情の解説から、最新の教材システムの実演まで説明を受けました。
儒教の精神から勉強することが美徳の韓国。
社会で出世していくには必死に勉強して、いい大学に入学しない限り、有名企業には就職できない、超学歴社会になっています。子供の教育費には親の年収の半分以上を投資するという統計まであるほど。
また、資源の乏しい国において、厳しい国際競争に勝つためには、語学力が必須となり、韓国では英語教育にかなり力を入れています。
もともとIT先進国の韓国。デジタル教材においても、2007年より、学習塾はもちろん、小、中学校でも徐々に導入されつつあります。
解説も、同社が販売するデジタル教材システムで行われました。
特に同社が開発した最新のデジタルペンシルは優れもので、プロジェクターで投影された映像の上から書かれた板書が、なんと各端末上にも反映されていきます。黒板を写すという作業はありません。また、生徒側の端末にノートされた内容も、先生側の端末で確認、投影できるようなシステムになっています。
エリート学習塾で、デジタル教育の現場も視察。
デジタル教科書を導入している学習塾 今回視察したこの英語塾は、入塾の試験に合格するのも難しいというくらい、競争率の高い塾として知られています。完全に海外の環境を作り出していて、一歩入ると先生、生徒同士の会話はもちろん英語。低学年でも、自分の夢を英語で語るなど、ディスカッションや筆記にも力を入れています。同塾では、デジタル教材も、早速、導入。実際の授業を見学させてもらい、教育現場で、デジタル教材がどのように使われているのか、子供たちにとって果たして有効・有益なのか、課題点なども視察していただきました。
手配・添乗の担当者から見た企業視察のおすすめポイント
1. デジタル教材に限らず、ITに関連する企業様には、IT先進国の韓国にて、実際の活用方法や課題点、また製造メーカーとのパイプ作りが可能になります。2. 教育現場で働く方にも、賛否は別に超学歴社会の韓国の教育事情全般を視察することで、何らかの刺激になるのでは。
2. 特に英語教育には力が入れられており、言語形態が日本語と似ている韓国の事情は、日本の英語教育においても、ヒントがあるように思われます。
●株式会社学書様 企業視察 ソウル3日間 2011年10月
日次 | スケジュール | |
1 | 名古屋空港より、アシアナ航空にて空路、仁川空港へ 空港到着後、ガイドと合流。専用車にて、ソウルへ。 夕食後、ホテルへ。 |
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ご宿泊 | エルルイホテル 《ソウル泊》 | |
食 事 | (機内食) 昼 : × 夕: ○ | |
2 | ホテルにて朝食。 デジタル教材を出版、製造するグループ本社を視察訪問。 教育商品およびソリューションの実験と体験。 英語学習塾を訪問。実際にデジタル教材を使用する授業を見学。 デジタル教材を使った教材出版部門会社に視察訪問。 視察終了後、夕食へ。牛チャドルベキの焼き肉を。その後、ホテルへ。 |
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ご宿泊 | エルルイホテル 《ソウル泊》 | |
食 事 | 朝: ○ 昼 :× 夕: ○ | |
3 | 早朝、ホテルを出発。韓国食料品店に立ち寄り、仁川空港へ。 午前便にて、仁川空港から、空路、名古屋空港へ。 |
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食 事 | 朝:× (機内食) |
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