韓国でアイスクライミング

2013年2月8日~12日 ソウル 4泊5日  ぶなの会(東京都)

韓国でアイスクライミングを 

旅行体験記 韓国でアイスクライミング 今回は、韓国でアイスクライミングをしたいという山岳会の方からの依頼。韓国はアイスクライミングに適した山が多く、人気があるようです。
 とはいえ、弊社や観光ガイドだけでは知識もなく危険が伴うため、あらかじめ韓国の山岳クラブの方に協力してもらい、同行していただきました。クライミングだけではなく、言葉の壁を越えて、山仲間同士、楽しく交流もできたようです。

ご帰国後 ツアーリーダーの方から

日本と韓国 クライマー同士で交流 今回の韓国ツアーたいへん楽しく充実しておりました。
 これも、にこまるさんの周到なご手配のおかげと感謝しております。
 また、お正月だと言うのに私事を割いてご指導くださったアンさんには特に感謝しております。
 通訳兼ガイドのホンさんはたいへん明るいお人柄で皆を和ませてくれました。運転手さんも最後まで安全運転に心掛けてくださいましてありがとうございました。
 今回のような通常メニューにはないイレギュラーなツアーにご対応いただき感謝です。失礼ながら、大手の代理店はどこもことごとく不可でした。
 

●山岳会へのレポートより

韓国の氷瀑に驚き 韓国アッセントクラブのアンさん(13クライマーにしてアイスなら20mランナウト当たり前!)とアンさんの後輩も参加。日本からの6名で賑やかに登りました。

 前の週の暖かい土曜日に 一旦全て融けたと聞いて、諦めていましたが、韓国入りしてからは、街中でも氷点下20度前後で、とても寒かったです。(おかげで氷瀑は復活していました。)

■2/08 羽田空港 …>金浦空港 …>ソウル市内 …>ウォンジュ(原州)
 運転手さんと通訳のホンさんに迎えられてマイクロバスで移動。
 魚醤うどんと激辛キムチの洗礼を受けて、ソウル市内の山道具屋街へと向かう。
夜は、ウォンジュのホテルで三枚肉という韓国の庶民的な豚肉料理(美味しい!)で、ビールとマッコリと大量の焼酎を飲む。

■2/09 バンデリ (判垈里)
韓国 原州バンデリ (判垈里) 朝、バンデリのアイスクライミング場へと向かう。突如現れる巨大な氷瀑に仰天!徒渉する川はスケートリンクのようになっている。ここで、韓国パタゴニアに勤めるアンさんとアンさんの後輩と合流する。
 氷壁は左から 40m、60m、100m、120m、少し離れて50mといったところ。40と60と80にTRを張って楽しむ。旧正月のためか?ガラガラで殆ど貸し切りでした。現地に来てみて韓国アイスでは100mシングルロープを使う合理性を理解しました。
 夜は旧正月で閑散としたウォンジュの街で、旨辛いタコ鍋と焼酎。

■2/10 バンデリ …>チョンチュン(春川)
 SさんとHさんで、120mにチャレンジ、3ピッチ、 5時間くらいかかったかな?
韓国アイスクライミング バンデリ
1ピッチ50mⅥ-Sさん、2ピッチ50mⅤ+Hさん、3ピッチ20mⅥ+Sさん、
特にSさんの 3ピッチ目はハングに加え氷が悪くかなり厳しい・・
Sさん・・絶叫しながら登っていました。
山の向こうの北朝鮮に届く勢いでした。
韓国アイスクライミング バンデリ
 夜は冬のソナタで有名なチョンチュンでタッカルビ=辛い鶏鍋でビールとまたまた美味しい焼酎。アンさんは今日までなので、明日のために100mザイルを2本お借りする。

■2/11 チョンチュン …>タンサン(堂山) …>ソウル
 九曲滝(クゴクポッポ)の予定でしたが、先週の雨と暖かさでクラックが入って登攀禁止とのことで、近くのタンサンに向かう。ここはリード禁止のため、階段で展望台に上がって100m、ザイル2本でTRを張る。
九曲滝をあきらめ、江原道の堂山へ韓国アイスクライミング タンサン
 夜はソウルでケジャン(生蟹の醤油漬け)と日本ではもう食べられないレバ刺しでワイン。洗練された美味しい店でした。

■2/12 ソウル観光 …>金浦空港 …>羽田空港
歴史的な価値の高い宮殿などを観光するが、あまりの寒さに耐えられなくて、早々に初日の山道具屋街へと向かう。昼食に石焼ビビンバなどをいただいて、お土産屋さんへ立ち寄って、夕方、参鶏湯とビールで〆る。
飛行機に乗ったら2時間弱で羽田に着陸!日本は暖かい!韓国は寒かった!

旧正月で懸念していた渋滞もた大したことなく、快適で美味しい韓国アイスを存分に楽しめました。
来年はトワンソン(土旺城)を狙います!

にこまるのコメント

 大変、迫力あるお写真とレポートを、ありがとうございました。
 旧正月の日程と重なり、大渋滞を懸念していたのですが、さほどでもなく、よかったです。
 専門的なところはわからないのですが、レポートもそのまま掲載させていただきます。おそらく、アイスクライマーの方ならわかっていだけるのではないでしょうか…(^_^;)。
 今回の手配については、私どもでは専門知識はなく、韓国がアイスクライマーの方にとって魅力的な場所であることすら、知りませんでした。危険が伴うスポーツのため、現地山岳会の協力なくして手配はできなかったのですが、クライミングはもちろん、登山家同士での交流もできたようで、うれしく思います。
 ぜひ、また韓国の山に挑戦してください。ありがとうございます。 

今回のコース 韓国アイスクライミング 原州・春川・ソウル 4泊5日間

 日次  スケジュール
1 【午前】羽田空港より空路、金浦空港へ
空港到着後、ガイドと合流。専用車にて、山に囲まれて自然豊かな原州のホテルへ。
(通常移動時間:約3時間。今回は途中、ソウル市内の登山用品店に立ち寄り。) 
ご宿泊 原州観光ホテル 《原州泊》
食 事 (機内食) 昼 : × 夕: ×
2 【終日】ホテルにて朝食。
専用車にて、原州市郊外にある「判垈里(パンデリ)」のアイスクライミング場へ
(通常移動時間:約1時間)
アイスクライミング体験。(約1~2時間のクライミング予定)※
終了後、ホテルへ
ご宿泊 原州観光ホテル 《原州泊》
食 事 朝: ○ 昼 :× 夕: ×
3 朝食はホテルにて。
「判垈里(パンデリ)」のアイスクライミング場へ。
アイスクライミング体験。(約1~2時間のクライミング予定)※
終了後、春川に移動し、ホテルへ(通常移動時間:約2時間)
ご宿泊 春川・世宗ホテル 《春川泊》
食 事 朝: ○ 昼 :× 夕: ×
4 「九谷瀑布(クゴクポッポ)」のアイスクライミング場へ。(通常移動時間:約1時間。)
 …>今回は氷の状態が悪く、現地にて江原道の堂山に変更。
アイスクライミング体験。(約1~2時間のクライミング予定)※
終了後、ソウル市内のホテルへ(通常移動時間:約2時間半)。
ご宿泊 ソウル・コリアナホテル 《ソウル泊》
食 事 朝:× 昼:× 夕:×
3 ソウル市内観光(入場料金別途)。
韓国食料品店に立ち寄り空港へ。
金浦空港より空路、羽田空港へ。
羽田空港着。
食 事 朝:× 昼:× 夕:× (機内食)
※アイスクライミングを行うための装備品はレンタル不可ですので、全てお客様のご持参となります。

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