2014年2月台湾で公開され大ヒット、日本統治時代、台湾代表として甲子園に出場した嘉義農林(通称:嘉農)野球部の実話を元に描かれた台湾映画「KANO」が、2015年1月24日から日本でも公開されます。
公開に先立ちまして、「KANO」ゆかりの地、台湾西南部にある「嘉義」をご紹介。
嘉義は日本との関わりが深い土地で、統治時代に台湾五大神社に数えられた嘉義神社の建物が残り、史蹟資料館となっている他、有名な阿里山のタイワンヒノキの林業開発や、映画にも登場する八田與一が設計した農業用ダムなどがあります。
八田與一の名は日本ではあまり知られていませんが、地元台湾では今でも語り継がれていて、毎年行なわれている慰霊祭には、農業関係者を中心に地元台湾人も参列しているほどです。
また「KANO」こと嘉義農林が母体になった嘉義大学には、甲子園に導いた監督近藤兵太郎の銅像も建立されています。
ぜひ映画と合わせて、周っていただきたい地です(^^)
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「KANO~1931海の向こうの甲子園~」2015/1/24日本公開
「KANO」とは、嘉義農林学校の略称である嘉農(日本読みで「かのう」)のこと(現在の国立嘉義大学)。
当時、台湾代表の常連校と言えば、日本人のみで構成された台北商業野球部。 一方、嘉農野球部は、日本人、台湾人(台湾生まれの漢民族)、台湾の先住民族で構成され、いたって、のんびりムード。その嘉農に赴任してきた近藤兵太郎が監督になり、猛特訓。やがて甲子園進出を目指すようになります。
守備に長けた日本人、打撃に長けた台湾人、足の速い先住民族の高砂族がうまくかみ合い、1931年、台湾予選大会で台北商業も破り優勝。甲子園出場を果たします。一球たりとも諦めないプレイは観衆の心をつかみ、地元嘉義だけではなく、日本中から声援を受けながら、ついに決勝へ…。
野球部監督・近藤兵太郎役に永瀬正敏、また烏山頭水庫(ダム)を建設し、嘉義地域の農業に貢献した水利技術者・八田與一役として大沢たかお他、日本人俳優も多数演じております。
映画「KANO -1931海の向こうの甲子園」日本公式サイトhttp://kano1931.com/
2014年2月台湾公開当時。台北市内(西門町)にて。