101年前、日本統治時代に建設された台湾鉄道の新北投駅旧駅舎が、現在のMRT新北投駅の近くに復元されました。
台湾鉄道の新北投駅は、1916(大正5)年4月1日に開業しました。
台北郊外の温泉地として名高い北投温泉。かつては温泉利用客を中心に賑わい、1937(昭和12)年には増設もされましたが、しかし、1970年代になるとバス路線も充実するようになり、利用客も減少。1988年、台北メトロ(MRT)の工事開始と合わせ、台鉄の新北投線は廃線、同駅も廃止。解体された後、旧駅舎は、台湾中部の彰化県にある文化施設に移設されていましたが、市民の声を受けた台北市の働きかけにより、再び、新北投駅近くに復元されることになりました。
復元工事を終えた旧駅舎は、2017年4月1日に公開。オープニングセレモニーが行なわれました。今後は、イベント施設として活用されていくそうです。