2016年2月6日、現地時間午前3時57分に発生した台湾南部地震による現地の状況をお知らせいたします。
報道で見られるビル倒壊は、ごく一部の老朽化したビルに偏っており、欠陥工事が指摘されています。現地手配会社の調査によりますと、台南を含めて、概ね観光には支障はない模様です。(2016.2.8時点)
現地手配会社からの報告は以下の通りです。
1.震源地
今回の地震は震源地が高雄の美濃地区ですが、被害が突出しているのは台南郊外です。(台南市内中心部から車で40分ほどの郊外)
地震そのものの概要は下記を参照ください。
>>>ウィキペディア「台湾南部地震」
2.台北・台湾北部~中部
桃園空港や台北市内など台湾北部~台中・日月潭などの台湾中部はまったく影響が出ておりません。
台北市内では揺れは観測されておりません。
震源地から台北までは300km以上離れております。(参考:東京-名古屋間で約260km。)
4. 台南
台南市内の主要なホテルは地震当日も停電・断水もなく、通常通り営業しておりました。
頻繁に報道されている倒壊した建物は老朽化が進んでおり、かつ手抜き工事の実態が台湾現地報道でも伝えられております。倒壊したビルの周辺では特に被害が出ておりません。
5. 高雄
高雄市内では一般家屋で停電が発生したものの、主要な観光地、ホテル、商業施設、公共施設、駅、空港などは通常通りの状態です。建物の外壁タイルがはがれ、一部の水道管および電線が断線した程度です。
なお高雄市内の主要なホテルは地震当日も停電・断水もなく、通常通り営業しておりました。
6. 鉄道に関して
台湾高速鉄道(台湾新幹線)も全線で復旧しております。在来線も台南をはじめ台湾全土で通常運転しております。
7. 旅行に関して
現在、台南を含む、すべての都市でこれまで通りの旅行が可能な状態になっております。
ゴルフも北部のみならず南部でもすべて通常通りの営業を行っております。
交通機関はすべて通常通りの運行に戻っておりますので、ご安心ください。