東京からは直行便も飛んでおり、台北から新幹線での移動も可能です。
高雄と言えば「蓮池潭」。まずは「龍虎塔」で厄落とし。
蓮池潭は高雄市内から北に約12kmの郊外にある淡水池。かつては、夏に蓮の花が咲き誇っていたらしく、「蓮池潭(リェンツータン)」と呼ばれるようになりました。
一際、目立つのが、「龍虎塔」。七重塔で、中には仏教的な絵図が描かれています。塔の上からは、湖を一望することができます。
塔の入口は龍、出口が虎になっています。台湾では、十二干支の中で、「龍」が最もいい動物、「虎」は最も乱暴で悪い動物というふうに考えられてました。そこで、龍の口から入り、虎の口から出てくると、悪行が清められ、災いが消えてなくなると言われています。
港町を展望できる「寿山公園」
海抜365mの寿山は、高雄市の西南部に位置し、南北に走るサンゴ礁の上にできた丘陵地。かつては打狗山(台湾語でターカウ)と呼ばれ、「高雄」の名前に由来する山。東面には動物園、南面には中国宮殿建築様式の忠烈祠があり、国民革命の烈士たちの霊が奉られています。
山頂からは、高雄港のほか、西子湾、高雄市の街並みが眺められます。夕景、夜景もきれいです。
台湾第二の都市「高雄」のランドマーク 東帝士85大樓
高雄の東帝士85大樓は378m。台湾で二番目に高いビル。台北の101ビルができるまでは、台湾一の高さを誇りました。
74階の展望台に上がると高雄市内が一望できます。高さでは台北の101には負けますが、高雄は平野であることから、眺めはこちらの方がいいという評価も。
37~85Fはデラックスホテル「ザ・スプレンダー高雄」で宿泊もできます。
高雄市の中心を流れる愛河
高雄市街地を流れる愛河。遊覧船での観光では、夕景やナイトクルーズも楽しめます。また、日中は、ゴンドラ船を使った水上タクシーも運航されています。
台湾第二の商業都市を河面から楽しんでみるのはいかがでしょう。
中華的な景観が美しい澄清湖
高雄市内から北東へ約7キロ、元々は飲料水や工業用水を確保するために作られた人造湖ですが、台湾の「西湖」(西湖は中国・杭州にある美しい湖)とも呼ばれ、台湾南部の有名な観光地の1つになっています。湖には、悪魔はまっすぐにしか歩けないという伝承から、ジグザグに「九曲橋」がかけられ、湖畔には中国風の塔や建物などが並立ち並び、中華風の景観を楽しむことができます。
澄清湖八景一つ、七重の中興塔は、高さ43メートル、湖畔からは少し離れた丘の上に建てられています。
天気が良ければ、湖全景から高雄市街、高雄港まで一望できる、とても眺めのいいスポットです。