フエ・フォンニャ洞窟

ベトナム最後の王朝・阮朝の都 フエ

ベトナムおすすめフエ観光 ダナンの北西にあるフエは、1802年から1945年までベトナム最後の王朝となった阮(グエン)朝の都。王宮や寺院、帝陵など、「フエの建築群」として世界遺産に登録されました。
 街にはフォーン川がゆったりと流れ、都市部とは異なる古都らしい穏やかな街です。ただ雨季の9~11月は非常な豪雨となる日もあり、観光は不向きとなります。
 またフエ郊外には約2億5千年前に形成された鍾乳洞・フォンニャ洞窟(世界遺産)もあります。

ベトナム最後の王朝・阮朝の王宮

世界遺産 フエ旧市街の中心が阮朝の王宮です。その規模が当時の栄華を物語っています。
 ベトナム戦争の際、大部分が破壊され、残された建造物の保全状況も危機的な状況に陥りましたが、各国からの資金援助も受け、一部を修復しながら保全されています。
世界遺産フエ遺跡宮廷衣装で撮影フエ遺跡の内庭
フエの王宮
宮廷舞踊が楽しめる閲是堂

トゥドゥック帝陵

世界遺産 1864年に建造された阮朝第4代皇帝トゥドゥック帝(嗣徳帝:在位1847~1883年)の帝陵。しかし、トゥドゥック帝の存命中にフランスと対立、死去後には後継者を巡る争いや混乱もあり、トゥドゥック帝はここに埋葬されることなく、不明になっています。

フエのトゥドゥック帝陵
トゥドゥック帝陵 陵墓トゥドゥック帝陵 碑文トゥドゥック帝陵 和謙殿

カイディン帝陵

世界遺産 阮朝第12代皇帝カイディン帝(在位:1916~1925年)の帝陵で、存命中の1920年から死後の1931年まで11年かけて造られました。親フランスだったため、ベトナム、東洋式の中に、バロック調の建築様式が混在しています。
カイディン帝陵
この下にカイディン帝が埋葬されている

ティエンムー寺

世界遺産 阮氏が王朝を築く以前、1601年に創建された寺。高さ約21mの八角七層のトゥニャン塔(慈悲塔)は、中華的な影響が見えます。また、ベトナム戦争中に抗議のため焼身自殺した住職が、サイゴン(ホーチミン)まで乗って行った車も展示されています。
世界遺産ティエンムー寺
ティエンムー寺 庭園殉教した住職のキャデラック

遊覧も可能。ゆったり流れるフォーン川

 フエの市街をゆったり流れるフォーン川。自然に近い形で流れおり、川の風景を楽しむことができます。各所で遊覧船も運航されています。
フエ市街地を流れるフォーン川
フォーン川の遊覧船

【郊外】さらに足を延ばせば…ベトナム最大の洞窟 フォンニャ洞窟

世界遺産 フエの北西約210km。約2億5千年前に形成されたフォンニャ洞窟。周辺にも数多くの鍾乳洞がありますが、中でもベトナム最大規模の鍾乳洞となっています。フエから1日探索ツアーがあり、船で鍾乳洞内に入り込み、幻想的な自然美を堪能することができます。
世界遺産フォンニャ洞窟