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家族で台湾縦断「旅行記2.嘉義から阿里山へ」
下の子供が大学生になったので、家族揃っての海外旅行はこれが最後になるかも…と、親子4人での台湾縦断を計画されたお客様からのご依頼。台湾南部の高雄・屏東から、南投県の渓頭自然教育区、台中、阿里山も散策し、台北へ。
阿里山を除いては、ご家族皆様でご移動、観光されましたが、ご帰国後の感想に加え、各所詳しく旅行記にして送ってくれました!
2023年8月29日(火)嘉義~阿里山
朝食はどちらかと言えば簡素でしたが、選ぶのに時間がかからないのは良かったです。
ホテルのロビーでガイドの竹中さんが迎えに来て、嘉義駅へ。外壁の黄色い縁取りや、内側のピンクの小花のレリーフが可愛い、古い駅舎がそのまま使われています。
阿里山森林鉄道に乗って、海抜1400mの奮起湖へ。列車は二時間ほどかけてゆっくり登って行きます。いくつか駅を通りますが、一瞬でも降りられるのは一駅だけでした。別車両にいる車掌さんが、観光案内しながら乗客とも会話していて、それが全て放送されるので、ずっと賑やかでした。
奮起湖のホテルの屋上でお弁当の昼食をいただきました。揚げ鶏の骨付きモモ肉にタケノコと龍鬚菜、大豆加工のデンブ(見た目は紅生姜)が生姜入りの白米の上にぎっしりのっています。量は多めですが、とても美味しくいただきました。
食後は商店街を散策、竹中さんおすすめの愛玉ゼリーはレモン果汁が入っていて、甘さもちょうどよく、さっぱりして美味しかったです。
バスに乗って一時間ほどで霧深い阿里山バスターミナルに着きました。標高2200mはさすがに涼しく、コンビニのパンやスナックの袋はパンパンに膨らんでいます。シャトルバスで阿里山賓館へ。
チェックインまでに時間があり、先に森林遊楽区を散歩することに。歩きやすいですが、標高が高いので階段が続くと息が切れます。寺院や小学校、神木などいくつかのポイントを、一時間半くらいかけて巡りました。途中、霧が出て来たり、晴れ間に光が差したり、お天気の変化を楽しみました。湿度はそれほど高くなく、爽やかで快適でした。
チェックインし、夕食まで部屋でサービスの高山茶や紅茶、クッキーなどいただきました。ファミリータイプということで、テーブルセットがあり、重宝しました。ただ、バスとトイレの間にある洗面所と、ベッドルームの壁の出入り口に扉がなく、誰かがバスの前で着替えているときは、隅の椅子から動いてはいけなかったので不便でした。よほど小さい子どもなら、洗面所のドアは不要ですが、ぜひドアをつけて欲しいです。
夕食はとても豪華なビュッフェで、もっと胃袋が広がれば色々食べられるのに、と心残りでした。ローストビーフのコーナーに、日本語の上手なおばちゃんがいて、おしゃべりが楽しかったようです(家族談)
気温は13℃、ホテルバスで駅に向かい、列車を待ちました。台湾随一の観光名所だけあって、台湾人も外国人もそこそこ集まって来ました。竹中さんによるとこんなに人出が少ない阿里山は初めてだそうです。
終点の祝山駅は改装中のため、手前の駅で下車し、また20分ほど歩いて展望台に到着しました。日の出の予定時刻の7時過ぎまで、一時間ほどありましたが、檜オイルを販売している露店のおじさんが、講談風の口調で、阿里山の歴史についてかなり長い間解説していて場を持たせていました。もちろん最後の方は商品の宣伝です。
二、三人のおばさんがトイレの案内やゴミ拾いなどしていました。どこから猿が何頭か藤棚に降りてきて、一同がざわざわしていると、おじさんやおばさんが「猿は無視して!」と連呼しました。襲われるのが怖くて、写真は取れませんでした。
空が明るくなるにつれ雲が出て来て、ご来光は予想時刻を20分以上過ぎていたと思います。雲海と光の変化で、同じ景色でも見飽きることはありません。
帰りは列車に乗らず、森林公園の遊歩道を歩きました。明るくなって祝山駅をよく見ると、近代的過ぎるような気がしました。ご来光を拝んだ達成感の後、だんだん眠気が出て来たので、黙々とホテルまで小一時間歩いて帰りました。
朝食ビュッフェも申し分のない豪華なものでした。今日はあまり歩かない1日になりそうなので、控えめにいただきました。
阿里山賓館を出て、嘉義へ向かう途中、ミニバンで高山茶農園に寄りました。
工場からはお茶の香りが強く漂っており、蒸した茶葉を乾燥機に移す作業を見ました。
ここでも阿里山高山茶と紅茶を試飲しました。品評会で出している、という少し高めの紅茶も高山茶と共に購入しました。 高山茶は前日に購入した杉林渓のお茶と同じ価格でした(後でアマゾンで調べたら4倍近い値段でびっくりしました)。
その後、龍隠寺へ。天井の龍を始め、祭壇の壁一面が仏像など細かい彫刻で埋め尽くされており、重厚な趣のある寺院です。この裏の階段を登った先に結構な高さのつり橋があり、高所の苦手な私は写真係で、他の人々が向こう岸に行って戻って来るのを待ちました。
昼食は嘉義(名物?)噴水鶏飯のお店に行きました。
鶏肉にタレのかかった小ぶりの丼、酢の物、野菜炒め、ジャスミンティーをいただきました。美味しくて量もちょうどよかったです。
食後、リクエストでマジョリカタイルの博物館に連れて行って貰いました。
休日は入店待ちの列が数mできるそうです。古民家(三軒長屋)の端の一軒分が台湾花磚博物館で、入り口は地味ですが、内部は壁一面にカラフルなタイルで壮麗です。二階と三階はアンティーク家具がたくさんディスプレイされています。
日本語の解説も充実しており、お土産の種類も豊富です。ここではマスキングテープを、宮原眼科でも、クッキーを一箱おまけしてくれました。この日は新学期開始で観光客が少ない日だったためか、「日本人が来た!」と大歓迎されて気分良かったです。
新幹線の時間まで、日本式家屋の宿舎をリノべーションした檜意森活村で過ごしました。あちこちで微妙なゆるキャラが迎えてくれ、蜂蜜のお店や檜細工のお店など巡りました。
かなり蒸し暑いのですが、貸し浴衣を着た女子高生のグループもいます。竹中さんに写真を撮ってもらっていて、日本人だと言うとさらにテンション高くなって楽しそうでした。カフェでかき氷をいただき、ゆっくりできました。
高鉄嘉義駅から台北に行き、シーザーホテルにチェックインしました。竹中さんとはお別れですが、「台北滞在中も何か困ったことがあれば連絡下さい」と言われて心強かったです。
海外旅行のガイドさんと言えば現地人でしたが、今回初めて日本人で、自然体の中に色々と気遣いが感じられました。もし機会があれば、とても感謝をしていたと、竹中さんによろしくお伝えください。
ホテルのロビーでガイドの竹中さんが迎えに来て、嘉義駅へ。外壁の黄色い縁取りや、内側のピンクの小花のレリーフが可愛い、古い駅舎がそのまま使われています。
阿里山森林鉄道に乗って、海抜1400mの奮起湖へ。列車は二時間ほどかけてゆっくり登って行きます。いくつか駅を通りますが、一瞬でも降りられるのは一駅だけでした。別車両にいる車掌さんが、観光案内しながら乗客とも会話していて、それが全て放送されるので、ずっと賑やかでした。
奮起湖のホテルの屋上でお弁当の昼食をいただきました。揚げ鶏の骨付きモモ肉にタケノコと龍鬚菜、大豆加工のデンブ(見た目は紅生姜)が生姜入りの白米の上にぎっしりのっています。量は多めですが、とても美味しくいただきました。
食後は商店街を散策、竹中さんおすすめの愛玉ゼリーはレモン果汁が入っていて、甘さもちょうどよく、さっぱりして美味しかったです。
バスに乗って一時間ほどで霧深い阿里山バスターミナルに着きました。標高2200mはさすがに涼しく、コンビニのパンやスナックの袋はパンパンに膨らんでいます。シャトルバスで阿里山賓館へ。
チェックインまでに時間があり、先に森林遊楽区を散歩することに。歩きやすいですが、標高が高いので階段が続くと息が切れます。寺院や小学校、神木などいくつかのポイントを、一時間半くらいかけて巡りました。途中、霧が出て来たり、晴れ間に光が差したり、お天気の変化を楽しみました。湿度はそれほど高くなく、爽やかで快適でした。
チェックインし、夕食まで部屋でサービスの高山茶や紅茶、クッキーなどいただきました。ファミリータイプということで、テーブルセットがあり、重宝しました。ただ、バスとトイレの間にある洗面所と、ベッドルームの壁の出入り口に扉がなく、誰かがバスの前で着替えているときは、隅の椅子から動いてはいけなかったので不便でした。よほど小さい子どもなら、洗面所のドアは不要ですが、ぜひドアをつけて欲しいです。
夕食はとても豪華なビュッフェで、もっと胃袋が広がれば色々食べられるのに、と心残りでした。ローストビーフのコーナーに、日本語の上手なおばちゃんがいて、おしゃべりが楽しかったようです(家族談)
8月30日(水)阿里山(祝山の日の出)~嘉義
就眠時間が早かったのと、トイレのドアが曇りガラスで明るかったため、午前3時半のモーニングコールの前に目覚めました。空が澄んでいたので、ご来光列車は運行しそうです。気温は13℃、ホテルバスで駅に向かい、列車を待ちました。台湾随一の観光名所だけあって、台湾人も外国人もそこそこ集まって来ました。竹中さんによるとこんなに人出が少ない阿里山は初めてだそうです。
終点の祝山駅は改装中のため、手前の駅で下車し、また20分ほど歩いて展望台に到着しました。日の出の予定時刻の7時過ぎまで、一時間ほどありましたが、檜オイルを販売している露店のおじさんが、講談風の口調で、阿里山の歴史についてかなり長い間解説していて場を持たせていました。もちろん最後の方は商品の宣伝です。
二、三人のおばさんがトイレの案内やゴミ拾いなどしていました。どこから猿が何頭か藤棚に降りてきて、一同がざわざわしていると、おじさんやおばさんが「猿は無視して!」と連呼しました。襲われるのが怖くて、写真は取れませんでした。
空が明るくなるにつれ雲が出て来て、ご来光は予想時刻を20分以上過ぎていたと思います。雲海と光の変化で、同じ景色でも見飽きることはありません。
帰りは列車に乗らず、森林公園の遊歩道を歩きました。明るくなって祝山駅をよく見ると、近代的過ぎるような気がしました。ご来光を拝んだ達成感の後、だんだん眠気が出て来たので、黙々とホテルまで小一時間歩いて帰りました。
朝食ビュッフェも申し分のない豪華なものでした。今日はあまり歩かない1日になりそうなので、控えめにいただきました。
阿里山賓館を出て、嘉義へ向かう途中、ミニバンで高山茶農園に寄りました。
工場からはお茶の香りが強く漂っており、蒸した茶葉を乾燥機に移す作業を見ました。
ここでも阿里山高山茶と紅茶を試飲しました。品評会で出している、という少し高めの紅茶も高山茶と共に購入しました。 高山茶は前日に購入した杉林渓のお茶と同じ価格でした(後でアマゾンで調べたら4倍近い値段でびっくりしました)。
その後、龍隠寺へ。天井の龍を始め、祭壇の壁一面が仏像など細かい彫刻で埋め尽くされており、重厚な趣のある寺院です。この裏の階段を登った先に結構な高さのつり橋があり、高所の苦手な私は写真係で、他の人々が向こう岸に行って戻って来るのを待ちました。
昼食は嘉義(名物?)噴水鶏飯のお店に行きました。
鶏肉にタレのかかった小ぶりの丼、酢の物、野菜炒め、ジャスミンティーをいただきました。美味しくて量もちょうどよかったです。
食後、リクエストでマジョリカタイルの博物館に連れて行って貰いました。
休日は入店待ちの列が数mできるそうです。古民家(三軒長屋)の端の一軒分が台湾花磚博物館で、入り口は地味ですが、内部は壁一面にカラフルなタイルで壮麗です。二階と三階はアンティーク家具がたくさんディスプレイされています。
日本語の解説も充実しており、お土産の種類も豊富です。ここではマスキングテープを、宮原眼科でも、クッキーを一箱おまけしてくれました。この日は新学期開始で観光客が少ない日だったためか、「日本人が来た!」と大歓迎されて気分良かったです。
新幹線の時間まで、日本式家屋の宿舎をリノべーションした檜意森活村で過ごしました。あちこちで微妙なゆるキャラが迎えてくれ、蜂蜜のお店や檜細工のお店など巡りました。
かなり蒸し暑いのですが、貸し浴衣を着た女子高生のグループもいます。竹中さんに写真を撮ってもらっていて、日本人だと言うとさらにテンション高くなって楽しそうでした。カフェでかき氷をいただき、ゆっくりできました。
高鉄嘉義駅から台北に行き、シーザーホテルにチェックインしました。竹中さんとはお別れですが、「台北滞在中も何か困ったことがあれば連絡下さい」と言われて心強かったです。
海外旅行のガイドさんと言えば現地人でしたが、今回初めて日本人で、自然体の中に色々と気遣いが感じられました。もし機会があれば、とても感謝をしていたと、竹中さんによろしくお伝えください。
(「旅行記3.台北にて」につづく)
今回のご旅行プラン
日次 | スケジュール | |
1 | 関西国際空港よりご出発 エバー航空 BR181 便 関西12:10 発 高雄14:30 着 到着後、ご自身にてホテルへご移動(弊社ガイド手配なし) |
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ご宿泊 | 高雄LEES HOTEL《高雄泊》 | |
食 事 | [機内食] 昼 : × 夕: × | |
2 | ホテルにてご朝食 ご自身にて、屏東の勝利星村を観光。 その後、渓頭へ(弊社移動・ガイド手配なし) ホテルにてご夕食 |
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ご宿泊 | 渓頭Le Midi Hotel(米堤大飯店)《渓頭泊》 | |
食 事 | 朝:○ 昼:× 夕:○ | |
3 | ホテルにてご朝食。 ご自身で渓頭自然教育園区、台中市街を散策。 嘉義へ(弊社移動・ガイド手配なし) |
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ご宿泊 | 嘉義HI HOTEL《嘉義泊》 | |
食 事 | 朝:○ 昼:× 夕:× | |
4 | ホテルにてご朝食 ガイドがホテルへお迎え、嘉義駅へ 阿里山森林鉄道にて奮起湖へ 嘉義09:00 発 奮起湖1111:20 着 奮起湖に到着後、昼食と奮起湖辺の散策 シャトルバスにて阿里山まで(約1時間) 到着後、ホテルバスの送迎にて「阿里山賓館」へ チェックイン後、「阿里山国家森林遊楽区」の散策 三代木~慈雲寺~香林神木など名所をめぐります ご夕食はホテルにて |
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ご宿泊 | 阿里山賓館現代館(4ベッドルーム)《阿里山泊》 | |
食 事 | 朝:○ 昼:○ 夕:○ | |
5 | 早朝、ホテルのシャトルバスにて、阿里山駅へ (モーニングコールは早朝3時半頃) ご来光列車にて祝山へ(祝山の美しいご来光の鑑賞) 列車にて阿里山駅に戻り、ホテルのシャトルバスでホテルへ ホテルにてご朝食 チェックアウト後、タクシーにて、阿里山観光へ (阿里山高山烏龍茶畑、天長地久橋、神隱寺などご見学) 途中ローカル食堂にて、ご昼食 嘉義駅到着後、新幹線にて台北へ(ガイドは嘉義駅にてお別れ) 嘉義発 台北着 ご自身にて、ホテルへご移動 |
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ご宿泊 | シーザーパークホテル《台北泊》 | |
食 事 | 朝:○ 昼:○ 夕:× | |
6 | ホテルにてご朝食 終日自由行動 |
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ご宿泊 | シーザーパークホテル《台北泊》 | |
食 事 | 朝:○ 昼:× 夕:× | |
7 | ホテルにてご朝食 ご自身にて桃園空港へ(弊社移動 ガイド手配なし) エバー航空 B R130 便 桃園13:35 発 関西17:15 着 関西国際空港到着 |
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食 事 | 朝:○ 昼:× [機内食] |
上記手配時の参考価格
台湾縦断7日間 2023年8月24日~9月1日4名様でご旅行 2名様1室/4名様1室ご利用条件
■お一人様あたり 旅行代金
関西発 225,000円 +空港諸税、燃油料等28,000円 (当時)